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熱中症にご用心!

  《熱中症って?》

 私たちの体は、血管を広げて外気に体内の熱を放射したり、汗をかいて蒸発させたりして体温の急激な上昇を防いでいますが、気温が高いと体内の熱は放散されず、湿度が高いと汗は蒸発しないため、体温をうまく冷却できなくなります。
   このように、熱中症は、周りの温度に体が対応することができず、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、体温の調節機能がうまく働かないなどが原因で起こります。
 最高気温が30度を超えるあたりから熱中症による死亡が増え始め、その後気温が高くなるにしたがって死亡率が急激に上昇します。また、熱中症は、気温が高い場合だけでなく、湿度が高い場合や、風が弱い、日差しが強いなどの環境でも起こりやすくなります。

 近年、地球温暖化や大都市のヒートアイランド現象により、熱中症の危険性は高まってきています。特に、小さい子ども、高齢者、体調不良の人、肥満の人、普段から運動をしていない人などは熱中症になりやすいので注意が必要です。

 熱中症は、毎年7月から8月に集中して発生しますが、今年も気温が上昇する時期が早く、5月中から30度以上の真夏日を観測する地域が続出していることから、熱中症による救急搬送が例年と比べ早くなっております。
 全国の消防本部からの報告によると、今年5月1日から6月30日までの熱中症傷病者搬送総数は6,882人(確定値)となっています。
 熱中症は、毎年7月から8月に集中して発生しますが、暑さが残る9月も熱中症が多く発生します。涼しくなっても油断せず、熱中症についての正しい知識を再確認し、適切な予防及び対応を行うための備えが重要となります。

《熱中症の症状》

 日本救急医学会(熱中症に関する委員会)では、熱中症の症状を、重症度によってT度からV度までの3つに区分することを推奨しています。熱中症は急速に症状が進行し重症化しますので、軽症の段階で早めに異常に気づき、応急処置をすることが重要です。


分 類

重症度

主な症状

T度

軽症

現場での応急処置が可能

めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直(こむら返り)、大量の発汗

U度

中等症

病院への搬送が必要

頭痛・気分の不快・吐き気・おう吐・力が入らない、体がぐったりする(熱疲労、熱疲弊)

V度

重症

入院・集中治療が必要

意識がなくなる、けいれん、歩けない、刺激への反応がおかしい、高体温(熱射病)


 《熱中症への対応》
  1. すぐに風通しのいい日陰やクーラーなどが効いている室内など涼しい場所へ移す。
  2. 衣服をゆるめたり、体に水をかけたり、またぬれタオルをあてて扇いだりするなどして、体から熱を放散させ冷やす。
  3. 冷たい水を与え、たくさん汗をかいた場合は、スポーツドリンクや塩あめなどにより、塩分を補給する。
  4. 自分の力で水分の摂取ができない様子や意識障害が見られる場合は、症状が重くなっているためすぐに病院に搬送する。

 《熱中症は予防が大切》

 熱中症は命にかかわる病気ですが、予防法を知っていれば防ぐことができます。熱中症を防ぐために、日常生活の中では次のようなことに気をつけましょう。

(1)暑さを避ける
 屋外では、日陰を選んで歩いたり日傘をさしたり帽子をかぶるなど日除けに努めましょう。
 また、屋内での熱中症を防ぐため、扇風機やエアコンを適切(設定温度28度以下、湿度60%以下)に使ったり、すだれやカーテンで直射日光を防いだりして、暑さを避けましょう。

(2)服装を工夫する
 汗を吸収してくれる吸水性に優れた素材の服や下着を着ましょう。また、えり元はなるべく緩めて、熱気や汗が出ていきやすいように通気しましょう。太陽光の下では熱を吸収して熱くなる黒色系の衣類は避けましょう。

(3)こまめに水分を補給する
 暑い日には、知らず知らずのうちに汗をかいているので、こまめに水分を補給することが大事です。たくさん汗をかいたときは、スポーツドリンクや塩あめなどで水分とともに塩分も補給しましょう。なお、アルコールは尿の量を増やし体内の水分を排出してしまうため、ビールなどで水分の補給はできません。

(4)急に暑くなる日に注意する
 梅雨の合間に突然気温が上がった日など、体がまだ暑さに慣れていないときは、暑い日に熱中症が起こりやすくなります。暑さには徐々に慣れるように工夫しましょう。

(5)暑さに備えた体づくりをする
 日頃からウォーキングなどで、汗をかく習慣を身につけておくと、夏の暑さにも対抗しやすくなり、熱中症にもなりにくくなります。

(6)個人の条件を考慮する
 熱中症の発生には、その日の体調が影響します。前の晩に深酒をしたり、朝食を抜いたりした状態で暑い環境に身を置くのは避けましょう。風邪などで発熱している人や下痢などで脱水症状(※)の人、小さい子どもや高齢者、肥満の人、心肺機能や腎機能が低下している人などは熱中症を起こしやすいので、暑い場所での運動や作業を行う場合は注意が必要です。
※脱水症状とは、発熱や下痢・おう吐、運動などによる激しい発汗などにより、体内の水分や塩分が大量に失われた状態のことです。脱水症状になると、頭痛やめまい、倦怠感などの症状が現れ、重症になると意識を失うこともあります。

(7)集団活動の場ではお互いに配慮する
 集団で活動する場合には、お互いの配慮や注意も必要です。暑い場所での作業や運動は、こまめに休憩したり、一人当たりの作業時間を短くしたりしましょう。活動の後には、涼しい環境で安静にするなど、体温を効果的に下げるように工夫しましょう。


作成;消防本部警防部警備課
(2017.8.15)

  
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