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事態対処医療についての多機関合同研修会を開催

 平成30年7月23日(月)に、泉州南消防組合泉州南広域消防本部において、泉州地域メディカルコントロール協議会参画の6消防機関(岸和田市消防本部、泉大津市消防本部、貝塚市消防本部、和泉市消防本部、忠岡町消防本部、泉州南消防組合)、堺市消防局、警察機関及び海上保安庁等、多機関合同の研修会を開催しました。
 今回の研修は、りんくう総合医療センター大阪府泉州救命救急センターの救命医を講師として招き、総務省消防庁策定の「テロ災害等の対応力向上としての止血に関する教育カリキュラム及び教育テキスト」の内容を踏まえた事態対処医療(※1)に係る講義や、救命止血帯(ターニケット(※2))の取り扱いに係る実技実習などが行われ、非常に有意義な研修会となりました。参加した各機関の職員は、組織全体の対応力向上のため、習得した知識や技術を組織へフィードバックすることとしており、消防機関では指導救命士を中心に今回の研修内容を所属職員へ教育していきます。
 関西国際空港を擁する当地域においては、来年度のG20やラグビーワールドカップ、更には再来年度の東京オリンピック・パラリンピックなど国際的なイベントを前に、テロ等の災害への対応力が求められますが、各機関個々の対応力向上は勿論、災害対応にあたる関係機関の連携力向上を図るべく、今後も継続して今回のような研修会を実施するなど、万全の準備を整えていきたいと考えております。
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 1 事態対処医療

事態対処医療(Tactical Emergency Medical Support)は、テロ等の不測の事態が発生した際の救急救護・医療を指す用語です。

戦場やテロ現場において、隊員や人質等の生命を守るための医療として発展し、米国では、緊急性の高い災害やテロ事案で活動する機関の隊員等の危機管理関係者に広く認知されている領域です。

我が国においても、ラグビーワールドカップ2019や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会などの大規模な国際的イベントの開催を控え、事態対処医療についての体制の整備、救急隊員は勿論、消防隊員に対する教育等が喫緊の課題となっており、必須となる新たな領域とされております。

2 ターニケット

四肢の動脈性(拍動性・噴出性)の出血で他の止血法によって制御できない出血を止めるために用いる救命止血帯です。動脈性の出血では数分で致死的状態に陥るため、ターニケットの使用が重要とされています。

ターニケットにはさまざまな種類があり、米国で汎用されているものに、CATCombat Application Tourniquet)やSOFTTSpecial Operation Forces Tactical Tourniquet)などがあります。出血部から原則として、5〜8p・中枢側に装着し、動脈性の出血が治まる程度まで締め付ける必要があります。

                  〜「テロ災害等の対応力向上としての止血に関する教育テキスト」より抜粋(一部改編)〜
   

作成;消防本部警防部警備課
(2018.07.31)

  
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