みなさん、洗濯物が自然発火するといった現象を聞いたいことはありますか?
アロマオイルがしみこんだタオルを洗濯し衣類乾燥機で乾燥させていたところ、洗濯物に付着していたオイルが酸化反応を起こして発熱、その後、自然発火し乾燥機等が焼けてしまうといった事例が過去にも話題となりました。一般的に美容オイル(オリーブオイル、アーモンドオイル、グレープシードオイル等)のほか、食用油や動物油は空気に触れると酸化して熱が発生します。この熱を酸化熱といい、酸化熱が蓄積して温度が上昇することで自然発火に至るケースがあります。
このような事故を防ぐには、美容オイル(オリーブオイル、アーモンドオイル、グレープシードオイル等)のほか、食用油や動物油等が付着したものは、洗った後に乾燥機を使用せず、衣類を重ねないようにして自然乾燥させることが有効とされています。
以前に比べコインランドリーが増加し、地域によってはより身近なものとなっていることから、ご自宅の乾燥機も含め洗濯物の乾燥を行う際は十分にご注意ください。
<情報提供:NITE 製品安全センター>
二次元バーコード:乾燥機「1.アロマオイルの自然発火」